がん予防やがん医療のより一層の充実を図るため、国は平成19年4月に「がん対策基本法」を定め、これに基づき、同年6月に「がん対策推進基本計画」が策定され、長期的視点に立ったがん対策の総合的かつ計画的な推進が施策としても図られてきました。
その後も平成24年度から28年度までの5年間の基本計画に基づいた政策が、広く継続的に展開されております。

 ライフ・プランニング・センターは平成19年度より厚生労働省の委託をうけて全国のがん医療に関わる拠点病院の医療従事者(医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)等を対象に質の高い研修を提供してきました。

厚生労働省委託がんのリハビリ研修参加者推移

この研修は、医療従事者が患者及び家族のQOLの向上のために必要なリハビリテーションについての基本的な知識と技術の習得を目的とするものですが、それらの習得により、がんによる直接的な影響や手術療法、化学療法、放射線療法等による身体的とされる障害並びにこれらに伴う運動療法や生活機能の低下に対する予防・改善等を実践するものです。
あわせて研修では、がん領域におけるリハビリテーションのチーム医療の実践を目的としておりますが、25年度の研修実施から3年後の22年度4月には「がん患者リハビリテーション料」の新設に伴い、当研修受講が診療報酬申請の施設基準の要件に含まれたことからも、年々大幅な受講増を得てきました。(平成25年3月末までの受講者数約3900名)

また、平成21年度からは、それまでがんのリハビリテーション研修の中で取り扱われてきたリンパ浮腫研修内容を独立研修として位置づけ、リンパ浮腫治療を実践でき、指導的な役割を担える人材の育成も開始しました。
さらに24年度より、国際的なレベルに沿った研修内容への整備を行い、25年度には国際リンパ学会にて推奨されている座学(45時間以上)の大部分を習得可能とするカリキュラムに則った研修を実施しております。(平成25年末までの受講者数延べ約2000名)

平成26年度より、一般財団法人ライフ・プランニング・センターが厚生労働省委託事業(平成19~25年度)に引き続いて、厚生労働省の後援と関係学協会の協力を受けて研修を実施することとなりましたが、研修の質を維持しつつ、より多くの医療者に研修を提供して参ります。